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===================== □■[ロイヤルミルクティー談義]□■ ===================== 今回のメインテーマは「ロイヤルミルクティー」について。 以前に、あるお客様からメールいただきましたのでご紹介いたします。 (掲載許可いただきました) *********************************** こんにちは、○○○○といいます。 メールマガジン、紅茶や紅茶・今日のモーニングティーを拝見しています。 紅茶についての質問を受け付けているそうなのでメールします。 《質問の主体》 質問は、ロイヤルミルクティーについてです。 手鍋で煮出し、ミルクを加えて蒸らす、と中野さんのレシピにあるあれです。 何故あの淹れ方の紅茶をロイヤルミルクティーというのでしょう? 「ロイヤル」と付く多くの場合、英国王室との接点があります。 でも前述の煮出しミルクティーは、インドやモンゴル、チベットなどでの 庶民の淹れ方ですよね。 中野さんは何をもってロイヤルと言っているのでしょうか、 またインドでの一般的な煮出し茶とどう違うのでしょうか、 同じであるならば、何故インドの庶民にロイヤルと付けるのでしょうか。 この3点について教えていただきたいのです。 また、この話題について議論しているHPなどあれば教えてください。 以下、私の意見を書きます。 《私の知っているロイヤルミルクティー》 私が初めて知ったロイヤルミルクティーは英国式のものです、 私が紅茶を飲み始めたのは、6年ほど前で、 マニュアル世代と言われる所以か、当時数冊の本を読みました。 その当時ロイヤルミルクティーという呼称は保育社のカラーブックス シリーズ「紅茶」にしか無く、そこではポットで入れた紅茶にミルク を加えたものとされていました。 つまり、英国王室のティータイムでも飲まれていたであろう、 ミルクティーを指してロイヤルと言っていたようです。 日本とではミルクの質が違うと言ったニュアンスも含まれていたように 思います。 私は今でもそれがロイヤルミルクティーだと思っていますし、 煮出しスタイルの紅茶はチャイと呼んでいます。 《イギリスで煮出すか?》 お茶の呼称が広東起源のchaと福建起源のtayに分けられる。 と言うのはよく本にも出ていて通説になっていますよね。 chaはシルクロード沿いの陸路、tayはインドネシア経由で海路伝播 だそうです。 cha組のうちの主な茶消費国は、チベット・インド・ロシアで、 煮出し紅茶組でもあります。 海路伝播であるせいか、日本はcha組の中では特殊なようです。 茶をTeaと呼ぶイギリスはtay組ですし、 福建の飲茶と同様ポットで入れる茶が一般化したはずです。 それに、貴族をもてなすイギリス王宮で、 高価な陶磁器を使用しない煮出し茶が一般化するでしょうか? 第一、煮出しミルクティーにミルクジャーは必要ないですよね。 少なくとも煮出しミルクティーに冠されているロイヤルは、 英国王室を示すものではない、と私は考えています。 《100%推測ですが》 私が煮出し茶をロイヤルミルクティーと紹介する本を初めてみたのは 3年ほど前だったと思います。 その少し前から缶紅茶が増え始めていなかったでしょうか? その一つ、紅茶花伝シリーズにロイヤルミルクティーというのがあります。 あれは、煮出しすぎて香りの抜けた甘い煮出しミルクティーのような味です。 おそらく英国式ロイヤルミルクティーを意図していると思うんですが、 缶では再現不可能だったようで、無惨なものでした。 缶紅茶で勘違いするような人が紅茶本を書いているとは思いたくないですけどね。 *********************************** 以上、メールありがとうございました。 「tay」と「cha」からの洞察鋭くて、私も勉強になりました。 いろいろ調べてみました。 ここからは、私、セレクトショップ/中野がお答えします。 おっしゃるとおり、ロイヤルミルクティーは本来の正式名称としては 存在しませんでした。 煮出し紅茶(ミルクといっしょにリーフを煮て作るミルクティー)は インド、ネパールなどではチャイと呼ばれ、現地の人は毎日飲んで 親しまれています。 イギリスでは、いわゆる煮だし紅茶は作られないようです。 では、「ロイヤル」とはどこからきたのでしょうか? お客様もご洞察のように、ロイヤルミルクティーの「ロイヤル」は 日本人が作った和製英語、造語でございます。 どこかのメーカーがミルクティーを売り出すときに、ロイヤルミルク ティーという名称を使い、それが広く一般に浸透し、今に至っている ようです。 ほぼ一般名称となったため、当店でも「煮だしミルクティー」のこと を「ロイヤルミルクティー」として紹介しております。(イギリスで 飲まれない→全然、ロイヤルではないのですが(^^;;) ロイヤルミルクティーについては皆様、疑問をもたれていた方が 多かったようです。これで一件落着!(^o^) 詳しいメールいただき、誠にありがとうございました。 ロイヤルミルクティー談義2 に続く・・・
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